Neal Purchase Jnr 待望のニューモデル "Cluster"が入荷いたしました。
この夏のRIDEのストックボード用としてオーダーを検討していたときにニールさんに相談したところ一番におすすめされたのがこのモデル。
Everyday boardとして日本の波にも間違いなく合うよと念を押され オーダーいたしました。
いつもはオーストラリアでシェイプしラミネートは日本で行っているのですが、このモデルは芯材にスタイロフォーム、ラミネートには今クラフツマンの間で話題になっている天然由来の素材Flaxを使うとより性能を発揮するとの事。しかし日本にはまだFlaxを取り扱う材料屋さんが無く、今回このモデルに限りオーストラリアでラミネートしてもらう事に。
まずはこちらのムービーをご覧ください。
ニールさん本人がライディング映像を含めこのモデルを紹介しています。
上のムービーで紹介しているニールさんのパーソナルボードはストリンガーレスのスタイロフォーム、デッキに4ozのFlaxにトップボトム6ozのグラスファイバー。ストックも同じコンストラクションのものが入荷いたします。
シェイプはいつものニールさん同様ボリュームを持たせてあります。大柄で体重が90kgあるニールさんのシェイプは基本的にフルボリューム。
私は75kgですがその余裕が心地よく、波の上を滑るのに有利に感じます。ボリュームのある板を好まない方には向いてないかもしれませんがこの浮力が波乗りにうまく働く方はたくさんいるはずです。
ニールさんのプロフィールについてはSALT magazineのウェブサイトで詳しく紹介しています。
ぜひご覧ください。
さて、Flax(フラックス)」は麻の一種である亜麻を指す言葉です。リネンはフラックスから作られた糸や布製品を指します。リネンは、吸水性や速乾性、耐久性に優れ、肌触りも良い素材として、衣類や寝具、日用品など、様々な用途で使われています。フラックスの種からは亜麻仁油も採れます。
こんな素晴らしい天然素材がサーフボードに使われ、しかも長く使える耐久性をもたらしてくれるという事は良いニュースです。
また先日のSTABのElectric Acid Board TestでもRastaが語っていた様に耐久性だけでなくフレックスと反発による素晴らしいフィーリングも魅力という事。
StabのTestでは全ての板にFlaxを使ってその素晴らしさと効果的な使い方を検証してもいます。今後ライドでもこの素材が耐久性やライディングにもたらす可能性を検証して行きます。
ちなみにそのElectric Acid Board Testでラスタが最終選考に選んだ4ブランド全てがRideで取り扱いのあるブランドだったのです。
https://stabmag.com
左から
Neal Purchase Jnr
Ryan Lovelace /Lovemachine
John Simon
FCD
さて話はClusterに戻ります。
今回のClusterモデルにはデッキにFlaxを使っています。
レジンに白い顔料を混ぜ、Flaxのオーガニックな素材感にマッチする美しいカラーがうまくミックスされたなんとも新鮮なサーフボードに仕上がっています。
スタイロフォーム、エポキシ樹脂というと非常に軽いイメージですが、Flaxが良い感じにレジンを吸ってくれますので、軽めではありますが程よい安心感を伴った重量になっています。
今回入荷したストックボードは3本
6'0 x 20 1/2 x 2 1/2
6'2 x 21 x 2 5/8
6'4 x 21 1/4 x 2 3/4
オンランショップにも掲載いたしました。
私、柴田のテスト用に同じディメンションの6'4も一緒に届きました。
テストライドが楽しみです。テストライドの感想はブログにアップいたしますのでお楽しみに!